8日目〜キャンプ地

8日目-byers lake キャンプ場から
最高な時間の場所でも長居はできない。再度水を汲んで出発。良いところだった。

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さて、次のキャンプ場はキャントウェルの村までないのだけど、地図で102キロあるんですよね…
まだ無理。足とかフォーム、何より精神がまだできてない。
ので、途中にある鉄道駅にでも野宿させてもらおうと思い進む。

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夕方になり、予定の駅の通りに入ると、まさかの関係者以外立ち入り禁止。
しかし進んだ所で休める場所も無さそうなので、近くの隠れられそうな所でコソコソと野宿。

後から思えば、アラスカ野宿は命に関わるし、丸腰の旅行者なんだから入って交渉すればよかったな…

 

 

9日目 鉄道駅hurricane付近から
駅の職員に見つかるとまずいと思い、4時半にアラームをセットして起床。
荷物をまとめて元の道路まで戻るが、めちゃくちゃ寒い。10℃ないぞ。
おまけにちょっと暗すぎるので、少し日が出るまで朝食代わりににナッツを食べつつ待機。
ちょっと体も震えるので、早めのパブロンもしておいた。

結局6時半位で良い感じの明るさ、暖かさになってきたので出発。今日はキャントウェル、久々の町だ。(村扱いだけど)

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だってワシラからこんなに来たのだ。早く着いて休みたい。補給したい。

昨日の寝床から少し進むと、結構な下りに入った。峠を越えた感がある。
結構北上したし標高も上がり気味だったしな、なんて考えながら走っていると、周りの森の木がまばらになり、草原?平野?といった感じの風景が広がってきた。

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ここまでの風景(代表)

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ロードオブザリングとか、時のオカリナなんかを思い出す。馬に乗って駆けてみたい衝動にかられる。
これまでと違う景色にテンション上がりながらの走行。色々写真を撮りながら走っていたのだけど、ちょっと雲行きが怪しくなってきた…

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不思議な雲、ああいうのはどう読むのやら…

なんとか降り出す前にキャントウェルに到着。
ガソリンスタンドに大きめのコンビニ、車の整備場に後はキャンプ場、ロッジ。くらい…?
民家が見当たらないんだけど…離れた所にあるのか?

先にコンビニで補給してからキャンプ場に行こう、と決めて、コンビニへ向かうと自転車旅人の姿が。
近付いて見ると4人家族のようだ。アジア系だ。
お互いハローと言ってから、「「もしかして、日本人ですか?」」ハモる。
初の日本人と遭遇!彼らはヒッチハイク中だったのでちょこちょことお話し。子供たちが疲れてしまったけど、スケジュール的に今日中にデナリに行かないといけないらしい。
装備や佇まいが旅慣れているように見えた。きっとベテラン。
色々聞いてみたかったけど、一緒にいると集団に見えてヒッチハイクの邪魔になりそうなので、そこそこにお別れ。子供たちが飴をくれた。ありがとう。

さて、気持ちを切り替えて買い物。
大きいけどやはりコンビニ。食材はあんまり多くない。とりあえずチーズとウインナー、玉ねぎを取り、あとはお菓子、携行食を補充。
お土産も置いてあり、2ドル弱のピンバッジを見つけたので買ってしまった。国ごとに集めてみようかな。なんて

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買い物を終えてキャンプ場へ。
ここでやっとシャワーを浴びることができた!幸せ、浴びる前と顔が違う気さえする。
服も洗濯してリフレッシュ。

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いろんな所から人が来ているようで。

 

 

10日目
朝から雨が結構降っていたため、連泊することに。だって次の場所はデナリだし、晴れた日に臨みたい。がんばりたくない。
雨の日に走った所って、「辛い道」、良くて「がんばった道」って記憶になる。「いい景色」とか楽しい道にはならないのだ。

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のんびりとは言え、毎日走っていたので、ここでちょっと足休めということで。
自転車を雨の当たらない所に動かし、整備。
と言ってもネジの締め直し、ブレーキの調整、チェーン周りの掃除をじっくりやる程度なのだけど。

リアキャリアのネジが一番緩みやすい。荷物のほとんどを支えてくれているからね。ただパニア?バッグと相性が悪いので、どこかでホームセンターでも寄ってなんとかしたい。

アラスカの道路は、路面はなかなか良いほうだと思う、しかし砂利が多い。ので、放っとくとチェーンが砂利まみれになってしまう。
最初に寄った自転車屋で、間違ってディグリーザーの液を買ってしまったが、スプレータイプじゃなくても意外と使えている。
ブラシと布に垂らして使えば結構綺麗になる。

整備もそこまで時間を使うわけでもなく、後は今後のルートを見たりとか、寝て過ごしていた。

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たまにはご飯の写真なんかも