2日目-本当のスタート
中国→ロサンゼルスの機内
隣の席の人が見ている映画を横目で見ていた。
ダンスバトル(社交ダンスで女性を庇いながら暴漢撃退)やら料理バトル(前に見た剛力彩芽主演のドラマと似た感じ)やら、ツッコミどころがあって面白かった。
夜間のフライトのためか窓は閉められてしまい、雲海は拝めず。
エコノミークラス症候群とかあったなと思い、時々体を動かしながら過ごす。
ようやく夕方のロサンゼルスに到着。
入国審査で弾かれたら元も子もない、と緊張しながら列に並ぶ。
前の人が別室に連れてかれてるー!大声でなんか言ってる!怖っ!自分は大丈夫か?
無駄にドキドキして落ち着く間も無く「Next!」とお呼びが…お姉さん目が怖いっす。以下やりとり。
「(アメリカには何をしに?)」
「観光」
「(何日?)」
(えーと180日は6ヶ月、Maxで怪しまれたらいやだからー…)
「5ヶ月」
「(なぜ?)」
「自転車で世界一周に挑戦するんだ」
「(…)」無言でスタンプ、バシンッ!「OK」
無事入国!緊張したよまったく…
空港の周りは都会的というか観光地的な作りで、時間があって荷物も軽ければ散歩したかったが、断念。
せめて買い物経験を増やそうと思い、勝手のわかるスタバへ。定形外のちょっとした会話が難しい。
3便目、いよいよアラスカへ。
ここの手荷物検査で化粧水が引っかかり、処分されてしまう。乾燥肌なんで辛いが、揉めたくないので諦める。後で買おう。
夜中の移動だったがこちらは窓を閉められなかったので、外を眺めていたのだけど、そろそろアラスカかな、という辺りから町の明かりが全く見えないエリアが続く…
明らかに雲の下にいるから、無人地帯=無補給地帯になるだろうか。がんばろう。
午前4時、遠くに朝焼けを眺めながら、アンカレッジへ到着。
荷物は無事だろうか…ネットで調べたら扱いが悪いところが多いようで、ここはかなり心配だったが、無傷で到着していた。
移動疲れと、外がまだ暗いので1時間ほど寝てから自転車を組み立て。荷物をバッグに入れたらギチギチ、食料どうする。
さて、行こうかね。声に出す。
静かに気合を入れて、出発。
今日は数キロ先の宿までだからのんびり行こう。
途中で少し買い物をして、昼過ぎに宿へ。
気疲れのせいかすぐ寝てしまった。
夕方目が覚め、軽く食事を済ませて荷物整理。
ギチギチ具合は変わらず。なんか捨てるか?
同室の人と少しだけ話し(沖縄に3年いたらしい)就寝。
白夜だっけ?まだ外が明るかった。とりあえず時差ボケは大丈夫そうだ。